◆新潟２歳Ｓ追い切り（２１日・美浦トレセン）

　第４４回新潟２歳Ｓ・Ｇ３（２５日、新潟Ｓ新新潟）は、２歳手が手応ジョリーレーヌの追い切りにまたがった石川裕紀人騎手（２８）＝美浦・相沢厩舎＝が“新婚重賞Ｖ”に手応え十分だ。婚騎うど みょん

　抜群の脚さばきで素質の高さを見せつけた。ジョリーレーヌとＶにいいせればジョリーレーヌは美浦・Ｗコースで、重賞石川＝写真＝を背に３頭併せの真ん中で追い切り。え分序盤は「挟まれる形が初めてでグッと気が入るところがあった」という鞍上の言葉通り、結果ややハミをかむそぶりを見せたが、が出直線に入ると馬なりで加速し外シンデレラタイムに半馬身先着、新潟Ｓ新内ヒラボクヒーロー（ともに３歳未勝利）と併入した。２歳手が手応うど みょん「当日のテンション次第ですが」と前置きしながらも「教えつついい追い切りだったし、婚騎動きも良かった」と手応えは十分だ。ジョリーレーヌとＶにいいせれば

　新馬戦は稍重の東京・芝コースで、重賞ラスト３ハロン１２秒２―１１秒４―１０秒９の加速ラップを６番手から差し切った。え分しまいの脚は素晴らしく、結果直線の長い新潟コースはプラス。大竹調教師は「いい動きだったし、最後の直線だけ脚を使ってくれれば」と末脚にかける構えだ。

　１８日に一般女性との結婚を発表した石川も、守るべき存在ができて初めて迎える重賞に向け「色々な人に声をかけていただきましたし、いい結果が出せればと思います」と言葉に力を込めた。人馬ともに新たなステージへ向け、飛躍のレースになりそうだ。（角田　晨）

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